審美歯科とは歯の美しさに焦点をおいた歯科医療です

日々食事をする上で、米や肉、野菜を初めとした食べ物を噛み砕く歯の存在は必要不可欠です。
咀嚼をすると食べ物を体内に効率よく吸収できる他に、顎の力を強くしたり、脳を刺激、活性化する働きを持ってます。
また最近では太りにくい体つくりをサポートしてくれたり、顔のシワやたるみを予防するなど美容にも強い影響を持つことが分かってきました。

こうした恩恵を受けるためによく噛んで食事することは大切であり、同時に毎日のオーラルケアは怠らないようにするべきでしょう。
口腔内のケアを怠ると、虫歯や歯周病といった病気を発症する恐れがあり、これらは放置しておくと歯を失うかもしれません。
人間の永久歯は基本一度抜け落ちると再び生えてくることがないので、何かしら異常を感じたら早急に歯医者に向かうことをおすすめします。
虫歯や歯周病を軽視することは危険な行為であり、実はこれらの病は細菌が神経内や血中に侵入すると様々な合併症を引き起こします。

例として顔面神経麻痺や脳腫瘍、心筋梗塞などが挙げられ口腔内の治療を放置すると最悪死に関わるので注意しましょう。
医療技術や機器の発達により、現在では歯科医院といっても様々な専門分野に分かれ全国各地に多くの医療店舗が存在するようになりました。
そんな中で最近よく耳にする審美歯科という診療内容がありますが、実際どんなものなのか詳しく知ってる人は少ないでしょう。審美歯科とは歯の美しさに焦点を当てた総合的な歯科医療のことであり、ホワイトニングや矯正歯列が代表的なものとして挙げられます。
通常の虫歯治療も行いますが、審美歯科の場合保険適用の素材以外の自費治療を行うことが可能なのが特徴です。

一般歯科では虫歯の治療時は保険適応内の金属を初めとした材料を使い、機能的な回復を目指します。
しかしこれらは長期間の経過に伴い見た目が変色して、審美に影響を伴うデメリットが存在します。

そんな中で生まれたのが審美歯科の存在であり、時代は口元の美しさを求めるようにもなったと言えます。
虫歯でなくとも歯が黄ばんだり見栄えが悪い時は、専用のジェルを使い歯の漂白を行うホワイトニング治療が行われ、痛みや歯を削らずに歯を白く見せられます。
この他には歯の周辺をクラウンという被せ物をして口元を綺麗に見せるオーラルセラミッククラウンという治療法が挙げられ、こちらも多くの審美歯科で行われます。
根元から歯を失ってしまった時に人工歯根を埋め込むインプラント治療もこの分野に入っており、美しさを求める以外では歯科治療という点は基本的には同じです。

現在では口腔内を診る医療機関は多々ありクリニックから医院、総合病院など様々でありどこが良いか分からない人もいるでしょう。
審美歯科を含め失敗しない病院選びとは、まずはカウンセリングがしっかりしてるか確認することです。
自分の口腔内の不安や症状に対して医師が納得いく回答をしてくれるかで治療後の状態が左右され、細かな説明をしない医師や強引な治療を勧めるところは要注意です。
この他には治療設備が整ってるのか、総合的な歯科も行ってるかの確認は必須です。

最近では歯科医院によって、病院情報をインターネットに記載してるところもあるのでこれらを参考にしても良いでしょう。
そして審美歯科は一般的に保険適応外の自由メニューが多いので、治療にかかる料金の確認は忘れないようにしましょう。
治療中に追加料金が発生して予算オーバーにならないためにも診療内容も含め、事前に説明してくれる医療機関を選ぶことが大切です。

こうして見ると注意すべき点は多々ありますが、日常的に使用する口腔内の存在は必要不可欠であるのが現状です。その為口元を長く健康に保つならそれ相応の時間とケアが必須なのは仕方ないでしょう。


ラミネートべニア法のメリット・デメリットについて

ラミネートべニア法は審美歯科の分野に含まれます。
歯の表面を薄く削って歯の色の薄いセラミックプレートを貼り付ける方法です。付け爪をするように歯の見た目が美しくなります。自分の好みの白さにすることができるのです。2回か3回の治療で手軽にできるのでプチ矯正として利用できます。

ラミネートべニア法の良さはそれだけではありません。それにプチ矯正である以上、メリット・デメリットが存在します。

白い歯にできるだけでなく歯の形も美しくできるのはメリットです。ちょっとした段差や隙間・歯並びの悪さがあってもラミネートベニアで整えることができますし、かみ合わせに影響が出ない範囲なら歯の大きさや形を変えることができるのです。
歯を四角くしたい、女性らしく丸みを加えたいという希望に対応してくれます。かぶせ物とも言われるクラウンとは違って表面を削るだけなので歯への負担も少なくて済みます。

ただ、薄く削るだけとは言え、まったく本来の歯に影響が出ないとは言えません。歯の表面のエナメル質部分を削るのが通常の治療なのですが、厚みや強度を得ようと更に象牙質まで削られると歯の痛みが生じることもあります。神経を取って黒ずんでいる歯の場合はもろいので歯質が少なく折れやすいです。場合によってはクラウンをしっかりとかぶせたほうがよい場合もあります。

ラミネートべニア法は審美歯科の一種である以上、健康保険は適用されず施術費用は高額です。1本50000円から80000円ほどはします。高いところでは180,000円です。逆に1本20,000円のところもあるのです。歯科医院によってかなりの差があるのです。ただ安さだけで決めるのは危険です。必要ない部分まで削られてもろくなったり歯の痛みが生じては困ります。

ラミネートべニア法のデメリットはそれだけではありません。歯軋りやくいしばりにより割れたりかけたりする危険性もあるのです。セラミック製とはいえごく薄いプレート状なので強い力を繰り返しかけていると耐え切れない場合もあるのです。
軽度の歯並びの改善ができるだけなので、かみ合わせや歯並びの悪さが重度の患者の場合には利用できない場合もあります。

そもそもまだ一般に大きく広まっている手法とは言えずどこの審美歯科でも行なっているわけではありません。ヨーロッパやアメリカでは自分の歯を削らなくても装着できる更に薄いコンタクトベニアという治療法もありますが日本にはまだ伝わっていません。審美施術を含め日本は世界より遅れているのです。


前歯の虫歯やすきっ歯や歯並びを改善するラミネートベニア法のメリット

前歯の虫歯やすきっ歯で変色してしまったり、隙間が大きくなった歯の状態を治すことができるラミネートベニア法は、歯並びを改善するだけでなく、ホワイトニング治療としても行われています。

前歯は、人と会話をするときに一番見られる部分なので、すきっ歯になっていたり、虫歯で変色していると、第一印象がどうしても悪くなってしまいます。
歯列矯正をすることもできますが、成人してからの歯列矯正はお金がかかるので、簡単にはできません。
この場合に選択されるのがラミネートベニア法で、この方法は歯の表面にセラミックなどでできた爪のようなものを貼り付けるだけなので、簡単にできて、理想的な前歯にすることができます。
またカラーバリエーションも多いので、自然な仕上がりにすることができて、治療を受けたことを周囲の人に知られることもありません。

日本では昔から歯並びをあまり重視していないので、前歯と前歯の隙間が広くてもあまり気にしていませんでしたが、欧米などでは歯並びを重要視しているので、グローバル化が進む現在の日本でも歯並びの重要性は増しています。
歯の形と色を改善することができますが、2回くらいの通院で治療が終わるので、手軽にできて低料金であることがメリットとなっています。
メリットとしては、ホワイトニングができないような歯の状態でも白くできるということや、丈夫で汚れがつきにくいというものがありますが、歯を削る量が少なくて済むので、精神的な負担も少ないので、歯医者が苦手な人でもリラックスして治療を受けられます。
またセラミックという素材はアレルギーなどを起こしにくい素材なので、金属アレルギーで悩んでいる人でも使用することができるのが最大の特徴です。

デメリットは歯の表面を削ることで、虫歯に比べると削る量が少ないのですが、歯医者が苦手な人にとっては精神的に負担になる可能性もあります。

手軽に美しい歯並びを手に入れられるラミネートベニア法は、世界的にもかなり認知度が高くなっていますが、日本では保険適用されている治療がメインになるので、ホワイトニングなどに関してはあまり認知度が高くありません。
しかしコンプレックスを抱いている人にとっては、歯並びや歯の色は大きな問題なので、早めに治療をして、自信を持って外出できるようにすると、活動的な毎日を送ることができるので、肉体的にも精神的にも健康になることができます。
また薬剤を用いないので、副作用の心配もありません。


インプラントを保険で受けるにはどうしたらいいのか?

最近多くのメディアでも取り上げているところは増えてきていますが、そもそもインプラントとはどんなものなのかご存知でしょうか。
虫歯によって自身の歯根がなくなってしまった場合に、人工の歯根をあごの骨に埋め込んでそこに新しい歯を形成していく治療法です。

歯を失った場合、多くの歯科医院で行われる治療は2本ないしは3本の歯を土台に利用する金属のブリッジやプラスチックでできた義歯になりますが、ブリッジや義歯にはしたくない場合に1本でも単独で歯を作ることができる方法といえます。
ブリッジや義歯の場合、普通の歯で噛むことに比べるとどうしても違和感があり特に義歯の場合は慣れるまで非常に時間がかかり、その後のメンテナンスにも通わなければならず、手間と面倒さが加わってしまいますが、インプラントの場合は単独で歯を作ることができるために天然の歯のような紙心地を再現することが可能といえるのです。

多くの歯科医院でも導入されるようになってきましたが、実は普通の歯科治療が保険適用であるのに対しインプラント治療は自由診療であることが一般的です。
その理由として考えられるのは、通常の歯科治療と比べるとコストや時間がかかるためであることも理由の一つです。
顎骨に人工の歯根を埋め込むために感染しないようにする徹底的な治療や骨の増やす手術なども行われたり、歯型をとる場合にも材料が多くなるなど手間や材料費、時間もたくさんかかるのです。
それでなくても日本でかかる医療費は年々増え続けていることも関係して、これ以上医療費が国の財政に負担をかけるようなことはできないのも保険適用できない理由であるともいえます。
加えて、保険適用である歯科治療はどんな人でも平等な費用である程度噛めることを目的としていますが、インプラントの場合見た目を良くしたりあるいは噛む機能を向上させるための治療であるため保険対象外となってしまうのです。
確かに従来の歯科治療と費用が異なっていたとしても何とかして保険適用したいと考える人は多いのではないでしょうか。
では、保険で受けるにはどうしたら良いのでしょうか。

実は、インプラント治療は2012年に保険適用ができるようになっているのですがほとんどのケースの場合適用外となってしまうため自由診療で行われることが多いとされているのです。
保険適用ができるケースとして考えられるのは、上下顎のどちらかあるいは両方の三分の一の歯が連続して失われており医療機関で切除したと診断されている場合や鼻腔や副鼻腔へとつながっていると診断されている場合です。

その他に、生まれつき顎骨の三分の一以上が失われている場合、顎骨の形成不全、顎骨を骨移植により再建した場合などは保険適用が可能とされています。
しかし、これらの条件に当てはまる人というのはほんのごく一握りであり、歯を失ったけれど入れ歯にしたくないという場合や抜糸が必要になったけどブリッジにしたくないという理由では全額負担になってしまうのが一般的です。

ただ、開業歯科ではなく歯科大学病院や口腔外科の場合には保険で受けられることもあります。
その場合、病院のベッドが20床以上あり、当直制度が整っており医薬品や医療機器の安全管理体制がしっかりと整備されていること、その病院の歯科や口腔外科で5年以上、あるいはインプラント治療に携わって3年以上の常勤の医師が2名以上いるという条件を満たしている病院の場合は保険適用ができるとされています。

このように、保険で受けるにはいくつかの条件が必要となりますが、工夫次第では保険適用で治療を受けることも可能ですのでどうしてもブリッジや義歯では嫌だという人は大学病院の歯科で治療を受けるのを検討してみてはいかがでしょうか。


インプラント治療はなんで高額なのか知りたい

インプラント治療がなんで高額なのか知りたいと多くの方が思っている疑問でしょう。
大きな理由としては、インプラント治療は歯の健康を良くするための治療ではなく、美観を良くするための治療とされており、「自由診療」の枠に入ってしまいます。
それゆえに健康保険が効かずに患者が全額負担するために高額治療になってしまうことになるのです。
治療にあたっての金額は歯科医の一律で定まっておらず、各歯科医によって金額は大きく違ってきますので、差額が大きいからといって治療に対しての判断基準にはなりかねます。

しかしあまりに安い治療を施している歯科医の場合、どこかでそれなりにかかってくる費用が削られていることは考えられます。
すべてがすべて粗悪品を使っているというわけではありませんが、義歯の質や治療法などのクオリティは低くなることは考えられますので、その点を十分理解した上で治療を始めるかどうかを判断するようにします。
インプラント治療が高額になる理由の一つに義歯の制作にかかる技師や労力といった人件費なども含まれてきます。
義歯はすべて個人の歯に合わせて複数の歯科技師たちによってオーダーメイドで制作されるため、既製品で間に合わせるといったようなことは出来ない精密なものです。

またインプラントは入れ歯や差し歯と違い、歯茎の切開手術をするため、手術にかかる費用なども発生してきます。
治療前にはレントゲンなども行いますし、術後はメンテナンスもしなければなりませんので、それなりに費用がかさんでくるのは致し方のないことです。

これらの件によりインプラント治療は高額になってしまうのです。
しかし二度と生えてはこない永久歯を元の歯のような状態に戻すにはインプラントはとても有効な手段であり、一生使える素晴らしい技術の大集結と言えるもの。
オリジナルの歯に近い色合いで作られる義歯は見た目では本物か偽物か分からないほど精巧に作られますから、他人が見ても気が付かないどころか、患者本人でさえもインプラントであることを忘れてしまうくらいに馴染んだ義歯が出来上がります。
入れ歯や差し歯では噛む力が弱まりますが、インプラントは元々の歯と同様の力を加えることも出来、耐久性にも優れています。
また両脇の歯にも影響を与えることがほぼ無い治療法なので、現存しているオリジナルの歯を損ねることなく使用し続けられる利点があります。
高額治療のインプラントではありますが、その価格以上の価値がある治療法だと言えます。


ホワイトニングとセラミックス

ホワイトニング

審美治療の患者さん。前歯2本をオールセラミックスで修復予定。
仮歯で形を決定し、最終的な歯を作るため、型を採り、今日が試適(仮あわせ)。

 

真ん中2本、色が合っていない。途中、ホワイトニングをして色調を白くして少しの後戻りを計算して作ったが、どうも合っていない。予想以上に後戻りが見られた。

 

自然の歯特有の生命感のある白さが足りない。透明感と白さ、この相反するものを1.5ミリのスペースで如何にコントロールするのか。審美補綴は、光との戦いだ。

 

患者さんはそれなりに気に入ってくれたが、私が気に入らなかった。急がなければ作り直させてもらえないかと患者さんに頼んだ。患者さんは承諾してくれた。

 

あとになって、技工士Yさんと担当衛生士と私とでこのことについて話し合った。もしかしたら、私が色調の違いを指摘をしたことが、かえって患者さんを不安にさせたかもしれない。黙っていたら、それで患者さんは納得したかもしれないのだ。術者側のわがままといえるかもしれない。

 

それでも、できれば高いレベルでお互い納得したい。


前歯を綺麗に!

前歯 前歯2

始めはラミネートベニア希望でご来院。
審査をすると、抜髄(神経をとる処置)がしてあり、人工物の充填体積も大きかったため、360度形成のオールセラミックスクラウンの計画になった。

 

患者さんのご希望で、まずは全体のホームホワイトニングと失活歯を中から白くするウォーキングブリーチをした。

 

今日は、歯に優しく見た目にも好影響なグラスファイバーポスト(写真右はメタルとファイバーコアの光学的性質を現す)を立てた。そして一回目の形成。審美的な難易度の高い症例なので、一応、スナップ印象して、スタディーモデルを作った。

 

形成の足りないところや修正箇所を事前にしっかりと把握し、本形成に役立てるためだ。

 

最近、「オールセラミックスはいくらですか」などの問い合わせが多い。手間隙かけた自信作を値段で判断してもらうのは・・・

 

こだわりを評価してもらいたいというのが本音だ。歯科医療に限っては手仕事なので、安くていいものは多分無いと思う。高くて悪いものはあるかもしれないが。


抜歯即時同時埋入

抜歯
抜歯してすぐにインプラントを埋入する計画を立てた。

 

左上2の唇側の骨がとても薄い。

 

ほとんど無いかもしれないし、抜歯の衝撃で骨がなくなるかもしれない。

 

 

抜歯2
骨を壊さないように慎重に抜いた。

 

 

抜歯3
特殊な器具を用いてほとんど骨を削ることなく穴を形成する。押し広げるイメージだ。

 

 

抜歯4
先端の2ミリで固定して隙間に増骨剤を詰め込む。
とても短時間で終了した。腫れも痛みもなさそうだ。


骨が薄い部分にインプラントを埋めるテクニック、ソケットリフト

骨が薄い

ソケットリフトというテクニックがある。上あごの臼歯部で骨が薄い場合に用いられる。

 

インプラント体を支持するのに有効なのは増骨した部分ではなく元からある既存骨だ。

 

したがってより強固な支持を得たいときは、埋入深度が重要となる。

 

インプラントメーカーによって、マシーンポリッシュのカラーの幅が異なるのでそれに応じた埋入が必要だ。


ホワイトニングとセラミックス

ホワイトニング
審美治療の患者さん。前歯2本をオールセラミックスで修復予定。
仮歯で形を決定し、最終的な歯を作るため、型を採り、今日が試適(仮あわせ)。

 

真ん中2本、色が合っていない。途中、ホワイトニングをして色調を白くして少しの後戻りを計算して作ったが、どうも合っていない。予想以上に後戻りが見られた。

 

自然の歯特有の生命感のある白さが足りない。透明感と白さ、この相反するものを1.5ミリのスペースで如何にコントロールするのか。審美補綴は、光との戦いだ。

 

患者さんはそれなりに気に入ってくれたが、私が気に入らなかった。急がなければ作り直させてもらえないかと患者さんに頼んだ。患者さんは承諾してくれた。

 

あとになって、技工士Yさんと担当衛生士と私とでこのことについて話し合った。もしかしたら、私が色調の違いを指摘をしたことが、かえって患者さんを不安にさせたかもしれない。黙っていたら、それで患者さんは納得したかもしれないのだ。術者側のわがままといえるかもしれない。

 

それでも、できれば高いレベルでお互い納得したい。